嬉しさと不安と

Filed under: 恋愛 — admin @ 2:42 PM

2011年3月2日

「明日、そっちに行くよ。夜、何が食べたいか考えておいてね。」と、彼に返信をしました。 もう心は決まっていました。今の自分の気持ちは、彼と少しでも一緒にいたい、ということ。 その自分の気持ちを無視することはできませんでした。 木曜日、仕事中はずっと彼のことで頭がいっぱいでした。「楽しみだね。何食べようか?」と、 彼も一日中わくわくとしている様子が手に取るように分かるメールを次々と送ってきます。 とうとう仕事が終わり、彼の家の最寄り駅へ向かいました。行き慣れない、乗りなれない電車を乗り継いで。 電車の中ではこれから彼に会える嬉しさと、今夜何が起こるか分からないという不安とが入り混じっていました。 駅に降り立つと、もう時間は22時を回っていました。改札を出ると、そこには彼が立っていました。 いつもの笑顔でスーツに身を包んだ彼が迎えに来てくれていたのです。 「おつかれさま。」と、彼は言い、私も「コミュニティーつかれたー。遠いよー。」と返しました。 「お腹すいた。何食べる?」そう私が言うと彼は「なんでもいいよ」と言うので、 「じゃあ、駅から出て一番最初に目に入ったところで食べよう。」と私が提案しました。 駅の階段を下り、ガード下へ。薄暗い通路を抜けて外に出ると、目の前に見えたのは…出会い系でした。 「ここ?」とおどけた顔で私を見下ろす彼。「ごめん。私、女の人は食べたくないから。」と、二人で笑いました。笑いながら客引きのお兄さんの前を通り越し、隣のビルの1階に見えたのは「焼き肉」の看板。二人で目を見合わせて、「ここだね」とうなづき、お店へ入りました。

メールからの恋